今回は管工事や電気工事、DIYで使用頻度の高い「塩ビパイプカッター」について、その種類と使い方、おすすめ品などを書いていこうと思います。
目次
塩ビパイプカッターとは
まず塩ビパイプカッター(以下塩ビカッター)ってなんやねん、というお話なんですが、これは説明するまでもなく、塩ビ管を切断するための工具(カッター)ですね。
塩ビ管はサイズが非常に豊富ですので、当然カッターもそれに合わせていろいろなサイズのものが存在します。
たとえばVE管なんかはサイズが小さいもので内径14mm、大きいもので100mmまであります。1cmと10cmです。
ここまで大きさが違うと、さすがに1種類のカッターではカバーしきれないということも分かっていただけると思います。
塩ビカッターの種類と使い方について
次に塩ビ管カッターの種類についてですが、実はほとんどがラチェット式です。
ラチェット式というのは、見た目がこんな感じ。
何度かカチッカチッとグリップを握っていけば、力を入れる必要もなく切断できてしまうという非常に優秀な型式です。
他にもハサミ式や、ごっつい回転式のものもありますが、ハサミ式は本当に小さい塩ビ管しか切断することができませんし、回転式のものは最大サイズのものまでカット可能ですが、小さいものをカットするには不便です。
ラチェット式の塩ビパイプカッターが最も効率良く、簡単にお手軽に使えて、サイズの種類に対する汎用性も高いので、もしあなたがこれから塩ビパイプカッターを使う予定なのであれば、ラチェット式のものを購入することをオススメします。
ちなみに、径が60以上の塩ビパイプを切断する!という方のために説明させていただきますが、回転式の塩ビカッターがこちら。
使い方について図を用いて簡単に説明させていただきます。
①まず、カッターのローラー部を管にあて、カッターホイールが管にあたるまでスライドさせます。
②次に、カッターを前後に数回往復させ、ローラー部とカッターホイールを馴染ませます。
③最後に、カッター矢印方向に回しながら少しずつ握りを右に回しながら切り込み、切断します。
こんな感じです。ちょっと複雑そうに感じられるかもしれませんが、やってみるとあっさり出来てしまうので心配は無用でしょう。
おすすめ塩ビカッター
最後におすすめの塩ビカッターをいくつかご紹介させていただきます。
SK11の塩ビカッター
SK11 パイプカッター 切断能力 4~32mm PC-32
3~67mmまでの切断能力が用意されており、コストパフォーマンスが高いです。
ネット通販で高い人気を誇っており、Amazonランキングでは1位を獲得しています。
松坂鉄工所の塩ビカッター
次に、実際に扱っている方々からの評価が高いのが、松坂鉄工所の塩ビカッター。
抜群の切れ味に、50mmまで切断可能という汎用性から、工事屋さんたちの間でも評判の品です。
モノタロウの塩ビカッター
お次は、通販サイト「モノタロウ」の塩ビカッター。
切れ味や施工性、対応サイズ全てにおいて、純正メーカーの製品には敵いませんが、こちらは、なんといっても圧倒的な安さが売りです。塩ビ管カッターで、1,000円を切る価格帯のものは、おそらくモノタロウ以外ではありえないのではないでしょうか。
未来工業の塩ビカッター
最後に、大型の塩ビパイプを切断する際に使うくるっと回転タイプのカッターをご紹介します。
こちら未来工業のエンビ管カッター。
使い方はさきほど説明したとおりです。サイズに関しては、外径が48mm~114mmまで対応しています。
直角に切断でき、切りくず等も発生しないため非常に優秀な塩ビカッターだと思います。
おわりに
今回は塩ビパイプカッターについて、その概要とおすすめ品を書いていきました。
おすすめした塩ビカッターを使えばとりあえず失敗することは無いと思います。
しかしながら、他にも様々なメーカーが様々な特徴(値段含む)を持ったカッターを販売していますので、お時間がある方は時間をかけて調べてみてくださいね。