給水管・給湯管・配管継手の種類まとめ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

水道・給排水設備においては、様々な配管材料が存在します。

水道には上水と下水の2種類がありますから、配管材料も大きく分けると給水管(給湯管)排水管の2種類に分かれます。

そこで今回は、給水管・給湯管とその継手について、その種類と概要を簡単にまとめてみることにしましょう。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告



給水・給湯管の種類

まずは、こちらの表をご覧ください。

名称 管の種類 用途
塩化ビニル管(塩ビ管)
水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管 HIVP 給水
水道用耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管 HTVP 給湯
塩ビライニング鋼管
水道用硬質塩ビライニング鋼管 SGP-VA 給水
SGP-VB
SGP-VD
水道用耐熱性硬質塩ビライニング鋼管 SGP-HVA 給湯
ポリエチレン粉体ライニング鋼管
水道用ポリエチレン粉体ライニング鋼管 SGP-PA 給水
SGP-PB
SGP-PB
銅管
水道用銅管 CUP 給水・給湯
ステンレス管
水道用ステンレス鋼管 SUS 給水・給湯
合成樹脂管
架橋ポリエチレン管 PE 給水・給湯
ポリブデン管 PB 給水・給湯

この表に書いてあるものが給水給湯管の種類一覧となります。

名称と種類、用途だけでもわかれば充分!という方は、この表だけ見ていただければ大丈夫だと思います。

具体的にそれぞれどのような管なのか知りたい!という人もいらっしゃると思うので、そういう方のために少しだけ概要を説明していくことにしましょう。

塩ビ管(塩化ビニル管)

まずは水道管の代表、塩ビ管です。

塩ビ管は錆びる心配が無く、耐食性・耐薬品性に優れていて、さらに軽量で施工性にも優れているという、もう、なんといいますか完璧な管ですね。

給水管として代表的なものが水道用耐衝撃性硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP管)、給湯管としては水道用耐熱性硬質ポリ塩化ビニル管(HTVP管)があります。

ちなみにHIVPのHIはHigh Impactの略です。

VPはJISで定められた記号なので特に意味は無いはずですが、由来を考えるとVinyl Pipe(ビニールパイプ)の略なのかな?なんて思ったり。

HTVPのHTはごめんなさい。わかりません。(笑)

塩ビ管については今後別記事にて詳しく解説していければと考えております。

塩ビライニング鋼管

塩ビライニング鋼管とは、鋼管(金属管)の内側に、塩ビ管(プラスチック)を、ライニング接着している管のことを指します。

簡単に言うと管の外側は金属、内側はプラスチック、そんなイメージですね。(厳密には違いますが)

昔は亜鉛めっき鋼管が使われていましたが、亜鉛メッキだと水質の変化が著しいため、現在は水質維持の観点からライニング鋼管が広く使われています。

塩ビライニング鋼管には

 ・機械的強度が強いこと

 ・防食性・耐久性に優れていること

 ・摩擦係数が小さいこと

 ・加工性に優れている

以上のような長所(メリット)があります。

重量や施工性の面から、通常の塩ビ管のほうが使われることが多いですが、たとえば工業用に使う場合にはこのライニング鋼管を使うことが多いようです。

ポリエチレン粉体ライニング鋼管

ポリエチレン粉体ライニング鋼管は、水道給水だけでなく、空調冷却水の水道管としても用いられる管です。

耐寒性能に優れており、環境にも良い(リサイクル可能)のが大きな特徴となっています。

ただし、使用可能温度が-30℃~40℃くらいまで、と耐熱性が無く、給湯管として使うことはできませんのでご注意を。

銅管

銅管は、銅を材料として製造された金属管です。

耐食性・耐熱性・そして錆びる心配がほとんど無いというのが大きな特徴です。

衛生面においても銅管が最も良い、なんて話を聞いたりしますが、正直そこのところの根拠は不明です。

塩ビ管などに比べると高価であることが唯一の短所といったところでしょうか。

ステンレス管

ステンレス管も読んで字のごとく。ステンレス製の管ですね。

長所としては、耐久性・耐食性・耐熱性ともに一級品であるという点です。

たとえば一般的に言われている耐用年数(何年くらい使い続けることができるか)の基準ですが

塩ビ管、ライニング鋼管は25年、銅管が30年であるのに対し、ステンレス鋼管は40年となっているのです。

しかもこの寿命はステンレス管そのものの寿命ではなく、継手に使用されるゴムパッキンの寿命のことなので、ステンレス管自体は半永久的に機能を果たしてくれるのです。

ただし、当たり前ですがデメリットとしては高価であることが挙げられます。銅管より高いです。

合成樹脂管

水道用の合成樹脂管には主に架橋ポリエチレン管(PE)ポリブデン管(PB)の2種類があります。

これまで紹介してきた配管材とは一線を画す材料で、可とう性があり施工性抜群であることなどが大きな特徴です。

この架橋ポリエチレン管・ポリブデン管についてはまた別記事で詳しく解説していくことにしますね。

配管継手について

配管は施工上、曲げたり分岐させたり接続したりする必要がありますよね。

これは水道に限らず、電気(電線管)でも同じことです。

で、曲げたり分岐させたりしたいときに使う部材を配管継手といいます。

具体的には、管同士をまっすぐ接続するソケットや、直角に接続するエルボ、そして分岐させるときに使うチーズなどがあります。

おわりに

今回は給水給湯配管で使用する配管材・継手についてそれぞれの概要をまとめてみました。

いくつかの管については、また別途記事で詳しく説明していきますので、お時間のある方は見てみてくださいね。

スポンサーリンク
レクタングル(大)広告



レクタングル(大)広告



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする