このページでは、第二種電気工事士の資格試験の難易度と合格率について解説していきます。
筆記試験と技能試験(実技)で異なりますので、それぞれに簡潔に説明しますね。
目次
第二種電気工事士の筆記試験について
筆記試験の難易度
構成としては、一般問題30題、配線図問題が20題となっています。
計算問題・知識問題・応用問題といった感じですので、いずれにしても勉強して電気工事や電材に関する知識を身につけることが絶対条件となります。
難易度として、字面だけ読むと難しそうなイメージはありますが、実際に取り掛かってみるとそこまでどうしようもない、というレベルではありません。
中学レベルの数学力があれば、あとは努力次第で合格できるはずです。
「どのくらい勉強すればいいの?」という問いに対する答えは難しいですが、通常は3か月程度、頭が良い人だと1か月くらいってところでしょうか。
学力が全く無い!やべえ!という人でも、半年以上必死に勉強すればなんとかなるはずです。
あとは使用する教材や受講する講座などの質と、自身の集中力にかかっていると思います。
筆記試験の合格率
合格率については、もちろんその年によって違いますが、平均するとおよそ60%~65%くらいになっています。
これを高いとみるか低いとみるかは人それぞれですが、ハッキリいって、勉強した人は受かる、しなかった人は受からない、という非常に単純な構図だと個人的には思います。
少なくとも1か月以上しっかりとした勉強をしておけば、大体は何とかなるはずです。
逆に言えば、3日前とか前日に勉強始めて受かるほど甘い試験では無いということです。
予備知識があれば1週間とかでも何とかなるかもしれませんが、結構キツイです。
筆記試験に関しては、合格率云々よりも、「勉強するか・しないか」によって左右されるのです。
第二種電気工事士の技能試験(実技試験)について
技能試験の難易度
技能試験の難易度を文章で説明するのは非常に難しいですが、結局のところこちらも「練習」と「慣れ」ですね。
「工具」と「材料」と「教えてくれる人or教材」さえ揃えば、あとは実際に自分の手を動かして練習あるのみです。
小学校時代の図工で評定が「1」だったような人でも、練習さえすれば必ずできるようになるレベルですので、そういった意味では難易度は高くないかもしれません。
が、当然ながらこちらも筆記試験と同じように、一朝一夕でマスターできるほど甘くありません。
むしろ個人的には筆記試験よりも「慣れ」が必要になってくるので、より時間がかかると思います。
出題される問題は毎年13題のうちから1題と決まっていますので、それぞれ3回ずつくらい繰り返せば、だいたいできるようになると思います。
1日1題やったとしても、13題×3回=39日ですから、やはり最低1か月前、できれば筆記試験が終わったらすぐにでも取り掛かったほうが良いです。
技能試験の合格率
合格率としては、データ上では筆記試験よりも高い(7割前後)傾向にありますが、実際は筆記試験よりもはるかに手間がかかりますし、難しいです。
そもそも技能試験を受ける人は筆記試験に合格した人達ですので、電気設備資材や電気工事に関する知識は充分に備わっています。
つまり裏を返せば、知識が充分ある人たちでも、3割以上は落ちてしまう!ということですね。
筆記試験は受験料さえ支払えば誰でも受けることができますので、中には全然勉強してこなかった=知識皆無の人も結構いたりします。
ですから、データ上は
かもしれませんが、実態としては
となります。
第二種電気工事士の資格試験に合格したい方へ
ここまでは筆記試験・技能試験それぞれの難易度と合格率について書いてきましたが
「じゃあどうすれば合格できるんだろう?」と考えている方も多いかと思います。
答えを言うと、勉強と練習をしっかりしましょう。としか言えないです。(笑)
出来る限りお金をかけずに独学でやりたい!と考えている方は、参考書と問題集、そして工具と材料を揃えましょう。
具体的には以下の記事を参考に。
で、多少お金がかかってもいいから、しっかりした講習や通信講座を受けたい!という方は、翔泳社アカデミーの短期合格特別講座がおすすめです。
教材の質も合格率も高く、水準としては一級品です。(私も翔泳社アカデミーで余裕で受かりました。)
どの方法を選ぶにしても、結局のところ自分で手を動かしてみないことには始まりませんので、頑張りましょう!
おわりに
第二種電気工事士の資格試験は、数ある資格試験の中ではそこまで難易度が高い方ではありません。
が、何度も言うように、だからといって手を抜いて簡単に受かるほど甘くもありません。
しっかりと準備をして、本番に臨みましょう!
当サイトでは他にも電気工事士試験に関する情報や、電気工事で使う部材に関する情報記事をたくさん書いていますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。