株式会社たけでんは、大阪をはじめ近畿地方を中心に事業を展開する電材屋です。
関東地方にも事業所があります。
ただ、電材屋といっても普通の電材屋とは少しだけ毛色が違い、「環境省エネ商材を推進している」という特徴があります。
具体的には、LED照明や太陽光発電、蓄電池、エコキュートといった「節電」「蓄電」「発電」といった分野に力を入れています。
エコな電材屋、というイメージが強い「たけでん」ですが、果たして実際に労働環境はどのようなものなのでしょうか。
この記事では、そんなたけでんの基本情報と実際に働いている(働いていた)人の口コミ・評判(年収、休日、残業、ワークライフバランス、人間関係など)についてまとめていこうと思います。
基本情報(採用情報)
社名:株式会社たけでん
本社所在地:大阪市旭区今市1丁目18番5号
資本金:3億5,000万円
売上高(年商):612億9,760万円(平成28年3月決算)
従業員数:730名(平成28年8月1日現在)
事業所: 大阪、兵庫、京都、奈良、和歌山、滋賀、名古屋、東京
平均年収:680万円くらい(?)
年収例:新卒3年目営業マン→450~500万円ほど、30代半ば営業マン→年収700万円弱
初任給:大卒総合職21万円、短大卒17万6,200円、首都圏勤務23万円
ボーナス:年2回(7,12月)+業績に応じて決算賞与支給あり
福利厚生:各種社会保険完備、確定拠出年金及び確定給付企業年金制度、財形貯金制度、育児介護休業制度、独身住宅補助金制度、各クラブ活動奨励、団体生命保険加入制度、自社保養所及び契約保養所あり
年間休日数:約120日
この基本情報を見る限り、かなり良い会社なのでは・・・?という印象を抱きました。
というのも、後でまた言及しますが、給与水準の高さです。
電材屋の中ではかなり年収が高いのと、ボーナスが年に実質3回ある、というのが大きいと思います。
ただ、やはり気になるのは実際の休日数(休みはしっかりとれるのかどうか)や、労働時間(残業はどの程度か)、という点ですよね。
公式情報によると、前年度の月平均残業時間は12.2時間と書いてありますが、そんなわけねぇんですよね。正直。
これが事実だとしても、結局は事務や総務、内勤の労働時間も合わせた平均時間ですので、結果的に営業マンはもっともっと働いているはずです。
実際の労働環境や、給料水準はどうなのか。そこらへんの真実を、追及してみましょうか。
口コミ(良いところ・長所)
・関西地区では抜群の知名度を誇っており、会社として非常に安定しています。財務も良いため、簡単に潰れる会社ではありません。
・「ブラック企業」という概念が巷で流行していることをうけ、たけでんもなるべく残業時間を減らそうと、最近では「20時強制退社」という制度が導入されています。ですので、平日でも仕事後に飲みに行くくらいの時間はあります。
・平均年収680万円程度と、電材業界の中ではかなり良い方です。ボーナスに関しても、夏と冬の2回に加え、決算賞与がある場合年3回にもなります。これは正直かなりテンション上がります。
・社風は典型的な体育会の営業会社。明るく元気な人が多く、私にとっ ては働きやすいです。逆にそういうのが苦手な人にはきついかも…。
平均年収680万円というのは、正確なデータが存在しないので確実かどうかはわからないのですが、10年目の年収が620万円を超えているというデータを加味すると、平均年収は間違いなく600万円を超えているはずです。
平均年収がこれだけ高ければ、上位役職になると1,000万円を超えていると容易に想像ができます。
中には「決して給与は高くない」と書いている方もいましたが、電材屋でこの水準は充分高いレベルにあると言えると思います。
また、20時強制退社というのも、昨今の長時間労働問題を考慮に入れると良心的な制度だと思います。
電材屋って、22時とか23時まで平然と仕事していますので・・・。
全体的に「会社に良い印象を持っている」ような口コミが非常に多い、という感じがしますね。
ただ、もちろんそのような高評価ばかりではありません。
次の項目で愚痴を聞いてみましょう。
口コミ(ブラック度・悪評)
おまたせしました。たけでんはホワイト企業なのか、それともブラック企業なのか・・・。口コミを見てみましょう。
・典型的なトップダウン型。組織体制、企業文化ともに保守的なので、新たなチャレンジを恐れ、昔ながらのやり方を維持したがる傾向にある。上に立つ者が白といえば黒いものでも白となるのがこの会社の常識。
・電設業界自体の伸びが頭打ちになっている現状の中で、どれだけ業績を伸ばしていくか、新たな分野にチャレンジをしていくのか、という点を考えると、今のままではこの会社の将来は無いのではないか、と感じ、退職しました。
・年収が良い&19:30には強制退社という制度の側面に、激務があります。忙しいです。仕事が平日で終わらない場合は休日にこっそり仕事をしたり、サビ残をしたりという実情があったりします。
「上の人間の言うことがまかり通る、トップダウン型経営で、チャレンジをしないから会社の将来性に疑問が残る」、このような意見が多く目につきました。
業界の慣習としても、古臭く泥臭い風習が残る電材業界ですから、このような保守的な企業というのは珍しくありません。
ただ、そこに不満を感じている社員、元社員が目立ちましたね。
労働時間に関してもやはりある程度のサービス残業といったものは見受けられるようです。
ただ、数多くある電材屋の中では、ある程度マシな方なのかな~という印象です。(あくまで個人の意見です。)
おわりに
今回は関西地方でもトップクラスの電材屋、「たけでん」について、その評判をまとめてみました。
ただ、ここに書いた情報は口コミサイトや2chの意見なので、必ずしも正確ではありません。
あくまでも「参考にする」程度で読んでいただければ幸いです。
また、もしも株式会社たけでんについて、何か知っている情報等ありましたら、コメントいただけると非常に嬉しいです。