このページでは、第二種電気工事士の筆記試験の勉強法と必要な勉強時間、そして技能試験の練習方法や練習回数について、私なりの見解をまとめていきます。
勉強方法や必要な時間には個々人の差があると思いますので、あくまでも一個人の意見として参考にしていただければ幸いです。
筆記試験の勉強時間について
一般的には、2~3か月前くらいからボチボチ勉強しておけば問題無いだろう、と言われています。
つまり、ちょうど第2種電気工事士の試験申し込みをする時期くらいから勉強をスタートさせればオッケーということになりますね。
とはいえ、実際問題そんなに入念な準備をして取り掛かる人は意外と少ないかもしれません。
多くは、1か月前くらいから焦って勉強し始める人が多いと思います。
かくいう私も、1週間くらい前に慌てて勉強を初めて、超ギリギリで受かった一人です。
中には、3日前から勉強を初めて受かった!とかいう強者も知り合いにいましたが、本人も「運がよかっただけ」と言っていましたし、やはり勉強時間は最低でも1か月くらいは確保した方が良さそうです。
ちなみに本番まで時間が無くて焦っている人は、後述する知識を身につけることと、過去問をひたすらやりまくってください。最悪、暗記系+運だけでも受かります。(笑)
筆記試験の勉強方法について
筆記試験に関しては、半分以上が知識問題(暗記系)なので、まずはとにかく覚える!ということを意識しましょう。
どんなことを覚えればよいのか、具体的に4パターンに分けると
- 一般用電気工作物の検査方法を覚える(接地抵抗の測定など)→ 毎回4問ほど出題
- 工具・材料・配線器具・計測器の名称・用途・見た目を覚える→ 10問以上出題
- 電気工事に関する法令を覚える→ 毎回2~3問ほど出題
- 電気工事の施工方法を覚える→ 毎回5問ほど出題
こんなところでしょうか。
正直、暗記系の分野を全て完璧に覚えるだけで、だいたい5割(半分)くらいは点数取れてしまいます。
これに加えて単線図から複線図を導き出すことさえできれば、7割以上の点数は取れると思います。
あとは大体が計算問題(電気の基礎理論や許容電流・電力損失など)となってしまいますので、理系問題が苦手な人は後回しにしましょう。
ですから、大まかな勉強方法(流れ)としては
- まずは知識を身につける(覚えるべきことを覚える)
- 次に配線図対策(複線図を描けるようにする)
- 余裕があれば計算問題対策(最悪、捨てましょう)
という感じ。
ちなみに私は計算問題が大の苦手なので、暗記系だけ完璧にして、ある程度複線図書けるようにして、計算問題は捨てていました。(笑)
それでも7割くらいは取れていた記憶があるので、時間が無い人はとにかく暗記分野一点集中でいくのが良いと思います。
当サイトでも、暗記分野(電気設備資材に関する解説)を多数取り扱っていますので、参考にしてみると良いかもしれません。
ちなみに試験本番まで1か月以上の時間がある人は、技能試験(実技)のことも考慮に入れて、複線図を書けるようにしたほうが良いです。
ただ、暗記系とは違って、独学で勉強するのはちょっとだけ複雑な面もありますので、個人的には地域で開催されている講習会や、時間が合わない人は翔泳社アカデミーの通信講座などを受けてみると良いでしょう。
技能試験(実技)の練習時間(回数)と練習法について
次に技能試験に関してですが、技能試験はあらかじめ指定された13題のうちから1題が出題されることになっています。
なので、その13題をひたすら練習することになります。
で、肝心な練習回数ですが、個人的には最低でも2回ずつやっておいた方が良いと思います。3回ずつやれば尚良し。
練習法については、まずは工具と材料を揃えましょう。
Amazonで工具セット・材料セットを購入するのがオススメです。
おすすめ工具セット
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おすすめ材料セット
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で、練習については、無料でやり方を知りたい!という方は、YouTubeで工具メーカーのホーザンが「電工試験の虎」というチャンネルを開設していますので、その動画を参考にすると良いでしょう。
無料でいいの!?ってくらいに解説が丁寧でわかりやすいです。
有料でしっかりとした映像解説・テキストが欲しい!という方は、前述した翔泳社アカデミーの『第二種電気工事士 短期合格特別講座』がオススメです。
練習方法を解説したテキスト・映像(DVD)だけでなく、1回分の練習材料もついてきますので、結構優良な講座だと思います。
おわりに
今回は、第二種電気工事士資格試験の勉強法と勉強時間について、個人的な見解をまとめてみました。
当サイトでは、電材に関する知識や、電気工事士の資格に関する情報をたくさん書いていますので、ぜひとも参考にしてみてくださいね。