電材

電気工事用の工具の種類まとめ

電気工事では、水道工事や設備工事など他の工事業と比較すると、数多くの工具を使います。

電気工事・電材屋初心者の方々にとっては、種類・用途が非常に多くて、イマイチどれを何に使うのかわからない!という人も多いと思います。

そこで今回は、電気工事で使う工具を分類分けして項目ごとに概要を記してまとめてみることにしましょう。

 

 

 

 

回す工具

ねじ頭の形状、ボルト、ナットの種類に対応して回しながら締め付けたり緩めたりする工具としてドライバー、スパナ、プライヤーなどがあります。

一番有名なのがプラスドライバーマイナスドライバーです。これは日常生活、日曜大工等でも使うことがあると思うので説明不要でしょう。

 

回す工具は他にも以下のようなものがあります。

 

検電ドライバー:充電があるかどうかを検査する。

精密ドライバー:電池式時計の電池を交換するときや電子回路に調整ねじのある部品を調整するときに使う。

T型ドライバー:取手が「T」の形状をして力を入れて回しやすいドライバー。

ナットドライバー:ナットに差し込んで回すドライバー。ねじに合わせて先端を交換できる。

モンキーレンチ:頭部のウォームギヤを回してボルトやナットの形状に合わせてしっかり挟んでから回して締め付けたり、ゆるめたりする工具。

スパナレンチ:ボルト・ナットをサイズに合わせて締め付けたり緩めたりする工具。

 

 

 

 

切る工具

電気工事においては、電線・ケーブルを切断したり、被覆をむいて加工することが多いため、それらを切ったり曲げたりする専門の工具が存在します。

 

ニッパーペンチ(ラジオペンチ)のこぎりなど一般的にもよく使う工具に加え、以下のような工具がよく使用されています。

ワイヤーストリッパー:電線の太さに合った位置に電線を挟み込み絶縁被覆を切って抜き取ります。

ケーブルカッター:ケーブルを切断する際に使用します。太いケーブルも切りやすいようにハンドルが長くなっています。

電工ナイフ:電線やケーブルの絶縁被覆を切り取ったり、ちょっとした切断加工の際に使用します。普通のカッターだと被覆の中まで傷つけてしまう恐れがあるため原則として使用しません。

 

 

 

 

穴をあける工具

電気工事現場では穴をあける作業が非常に多いです。穴をあける対象の材質・厚み・大きさ等に応じて穴をあける様々な工具があります。

穴をあける工具を3つに分けると、ドリルで穴をあける工具、穴を切り抜く工具、そして穴を広げる工具の3つがあります。

 

ドリルはハンドドリル電動ドリルが代表的なものですが、他にもチャックにつけたドリルの刃や板錐等を手動でハンドルを回転させながら木材や金属を加工するクリックボールなどがあります。

穴を切り抜く工具としてはシャーシパンチノックアウトパンチホールソーなどがあります。ホールソーについては別途記事を書きますのでそちらを参考にしてみてください。

最後に、一度あけた穴を拡げる工具としてはテーパーリーマーというものがあります。

 

 

 

 

叩く工具

次に叩く工具、いわゆるハンマーについてです。

最近は電動ドライバーが普及したせいかハンマーによる釘打ちの機会は減ってきていますが、それでもまだまだハンマーは広く使われていますし、用途ごとに使い分ける必要があります。

 

以下にそれぞれの用途と特徴を書き記していきますので参考にしてみてください。

 

玄能:釘を打ち込むときは平面で打ち込み、凸面で仕上げます。地域によって両頭の形状により丸玄能・四角玄能・八角玄能といった呼び名があります。

金槌:電気工事以外でもよく使われているタイプのハンマーです。くぎを打ち込んだり抜き取ったり曲げることができます。先端の形状には丸形や角型等があり、打面に滑り止めの溝が刻まれているものもあります。

石頭ハンマー:コンクリート、ブロック、石材等をハツるときや割り作業をするときにタガネの頭を叩いて使用します。

 

他にもプラスチックのハンマーや両口ハンマー、ネイルハンマーやレンチハンマーなど様々なハンマーが存在しています。

 

 

 

 

管工事用の工具

樹脂管・金属管を配管するときには設計図と現場に合わせて切ったり、ねじを切ったりするといったように工具を使った作業が発生します。以下に専用の工具を箇条書きにします。

 

ウォーターポンププライヤーこちらの記事を参照

パイプレンチ:調整用の丸ナットを回してパイプやカップリングの径に合わせて本体と上あごの間に挟み込み、ハンドルをもって回しながら締め付けたり緩めたりします。

パイプバイス:パイプを両側から挟み込んで固定し、切断、ねじ込み等の作業をしやすくします。

パイプカッター:電線管を切ります。金属管用のものと、樹脂管用のものがあります。

面取器(ハンドリーマー):面取り器を樹脂管の切断面にあてがい、手で回転させながらバリを落としていきます。

パイプベンダー:金属管をテコの原理を使って両手でハンドルを握って人力で曲げるのが手動式パイプベンダー、他にも油圧式パイプベンダー(チューブベンダー)というものもあります。

ガストーチランプ:塩化ビニル電線管等の樹脂管の曲げる箇所をガストーチランプの炎で温めて、柔らかくしながらゆっくり曲げていきます。以前はガソリン式トーチランプも使われていたようですが、現在ではガスボンベ式のトーチランプが使われるようになっています。

 

 

 

 

その他の工具

上記に挙げた工具以外にも圧着工具やヘルメット・安全靴といった身を守る工具などがありますが、電気工事に限らず、あらゆる工事で使うものが多いので省略させていただきます。

 

 

 

 

おわりに

今回は電気工事で扱う工具について、一つ一つの概要を解説していきました。

当サイトでは今後特定の工具(ウォーターポンププライヤーなど)について詳しく解説していければと考えています。