株式会社カンサイは、九州地方で最大の電材屋です。
正確にいうと、電材を中心に取り扱う総合卸商社ですね。
九州なのに「カンサイ」?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、社名は前身の関西電業株式会社に由来します。
九州地方で電材業界に就職・転職しようと考えている人は、間違いなく候補に挙がってくる会社の一つだと思います。
この記事では、そんなカンサイに関する基本的な会社情報と、2chや口コミサイトでの評判(給料・年収・賞与・休日数・残業時間・ワークライフバランス・ブラックorホワイト等)をまとめていきたいと思います。
基本情報(採用情報)
社名:株式会社カンサイ
本社所在地:福岡県福岡市博多区東比恵3丁目32-15
資本金:9,600万円
売上高:283億円(2016年3月期)
従業員数:210名
事業所:本社/福岡市、営業所/中央(博多区)、東(東区)、西(早良区)、城南(南区)、久留米、八女、南(春日市)、甘木、大牟田、筑豊(飯塚市)、田川、小倉、宗像、八幡、苅田、前原、ちくし、熊本、熊本北、
八代、佐賀、唐津、武雄、宮崎、延岡、長崎、諫早、島原、佐世保、大分
年収例:40歳 営業課長 500万円
初任給:月19万円程度
ボーナス:年2回(7月・12月) ※2016年度実績平均2.0ヵ月
福利厚生:皆勤・家族・資格(国家資格、社内資格)・通勤・役職・住宅手当、保養所、健康診断、制服貸与、企業年金制度、社内レクレーション 独身寮あり(寮費・光熱費無料)
年間休日数:年間105日
拠点が九州に限定されているということで、東京や大阪に拠点を置く大手電材屋と比較すると、給料がやや劣る…といったところでしょうか。
しかし、特筆すべき点として、借り上げマンションの独身寮があるというのは大きな魅力だと思います。
仮に家賃が5万・光熱費が1万だったとして、すべてが無料であるという時点で6万円得していることになりますから、このメリットは考慮に入れるべきでしょう。
また、年間休日数は105日と少な目の設定ですが、これはおそらく休日出勤も含めた実日数でしょう。
多くの電材屋では休日出勤をサービスとみなし、年間休日の項目に反映させていない隠ぺい体質のブラック企業であることが多いですが、カンサイに関してはその点が正直で好感が持てますね。
さて、次の項目では実際に働いていた人の口コミを見ていきましょう。
口コミ(良いところ・長所)
まずは好評を集めてみます。
・独身寮・社員寮があり、家賃・水道代・光熱費をすべて会社が負担してくれているため、お金は貯まりますし比較的自由です。
・九州ではNo.1の電材屋なので、認知度が高く顧客からの需要も高いです。電材だけでなく、電気に関するものを先取りして常に先端を目指している企業です。
・賞与が夏・冬の2回に加えて、決算賞与というものがあります。1年目からそこそこの給料が貰えますし、業界の中ではかなり良いほうだと思います。
まずは前述したように、九州で売上ナンバーワンを誇るだけあって、その知名度と実績は間違いなく、働いている人にとってもその実感が大きいようです。
知名度があるというのはやはり会社で働く上では大きなメリットになりうると思います。
また、社員寮があり、家賃や光熱費を負担してくれるというのも一人暮らしの独身者にとっては大変ありがたいですよね。
給料に関しては「概ね満足している」という声と、「少ない」という意見が五分五分といった感じでした。
ただし、労働環境に関しては、残念ながらあまり良い意見が見つかりませんでした。
次の項目でチェックしていきましょう。
口コミ(ブラック度・悪評)
次にブラック度の調査です。
・営業所によりますが毎日の残業が4~5時間ほどです。朝7時には出社しておかなければならない風潮があり、プライベートな時間は取れないと考えて良いと思います。一応毎週水曜日はノー残業デイとなっていますが、実質あって無いようなものです。土曜日も月の半分は出勤日に設定されているため、休日も少ないです。
・残業代はみなしで定額3万円。みなし分の倍以上は働いていたと思います。いわゆるサービス残業・サービス出勤というやつです。
・営業で結果を出しても個人の評価はされません。賞与も固定のため、いくら結果を出しても、出さなくても、貰える報酬は同じです。そのため、モチベーションは上がりにくいです。インセンティブを設ければ若手はもっと頑張れると思うのですが…。
こうしてみると、全国どこでも電材屋というのは同じなのかな・・・といった印象を受けますね。
長時間労働・サービス残業・休日出勤・ワークライフバランスの悪さ…、どれをとっても現代の風潮に合わない会社ばかりです。
カンサイの評判を読んでみると、ほとんどがこのような意見ばかりでした。
ただ、これはあくまでも「辞めた人」の意見です。
辞めた人の意見が愚痴っぽくなってしまうのは普通のことだと思いますので、実際に今働いている人がどのように感じているのか、ということはわかりません。
そこらへんを理解していただければ、と思います。
おわりに
今回はカンサイの評判を集めて考察してみました。いかがだったでしょうか。
あくまでもネットで集めた情報のみなので、真偽のほどは定かではありません。
これを読んでいる方の中で、カンサイに関して何か知っている人がいらっしゃいましたらコメントをいただけると助かります。