電気工事・配管工事における耐火材・防火部材について

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電気工事や配管工事においては、耐火材(防火部材)を使用しなければならないケースが数多くあります。

耐火建築物あるいは準耐火建築物においては必ず防火区画というものが定められているのですが、その場合は壁や床、天井に開けられた貫通部分に、耐火パテなどの耐火材を使用しなければなりません。

これらは消防法建築基準法などによって詳しく定められているため、一概にどの材料をどの部分に、など説明することは難しいですが、少なくとも耐火材料が必要とされるシーンが近年特に増えてきているということだけは覚えておいた方が良いでしょう。

・・・と、ここまで耐火材について書いてみましたが、素人や初心者の方々にとっては、ここまで書いても「???」状態だと思います。

正直なところ、細かいことに関してはこれを書いている私自身もあまりわかっていません。(笑)

そこで今回は、電気工事や配管工事において耐火材が必要な理由を、端的に、わかりやすく説明していきたいと思います。よろしくお願いいたします。

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なぜ耐火材は必要なのか

まず、「耐火材って何やねん?それ必要?」という疑問にお答えしましょう。

さきほども書いたとおり、「耐火建築物」または「準耐火建築物」においては、どうしても必要となってしまいます。

そもそも耐火建築物って何なの?ということについてですが、詳しいことは別記事で解説します。

ひとまずここでは「大きい建物」のことだと思っておいてください。学校とか病院、アパートやマンションのことですね。

さて、学校や病院、マンションで火事が起きてしまうと、建物の中にいる人たちは、避難する必要がありますよね。

避難するためには、時間が必要です。そこで役に立つのが耐火材なのです。

つまり耐火材は、簡単に言うと避難する時間や消火する時間を稼ぐための材料なのです。

火事が起きたとき、隣の部屋や上の階・下の階に火が燃え広がることがありますよね。

この燃え広がる大きな原因の一つが、電気でいうとコンセントやスイッチ、照明の穴が空いている部分なのです。

コンセントやスイッチの穴から、ケーブルに火がついて、ケーブルを通じて、隣の部屋のケーブル・コンセントから出火してしまう。

結果として、建物全体に火が燃え広がってしまうのです。

で、その時に活躍するのが、耐火材です。

あらかじめコンセントやスイッチ、あるいは管の貫通部分といった穴に耐火材を使用することで、火が延焼するのを防ぐことができます。

耐火材があれば一般的に30分または1時間以上、延焼を防ぐことができます。

1時間もあれば、よほどのことが無い限り大体の人は避難できるし、消防車がきて、消火作業をする時間もありますよね。

かなりざっくりとした説明でしたが、以上のような理由から、大きな建物においては被害を最小限にするために、耐火材を使う必要があるのです。

耐火材の種類と使い方(施工方法)

さて、一口に「耐火材を使用する」といっても、実は耐火材には様々な種類があって、それぞれ施工方法も異なります。

ここでは代表的なタイプとその使い方を簡単に説明するだけにしておこうと思います。

まずは一番多く使われているであろうパテタイプの耐火材です。耐火パテと呼ばれています。

こちらは粘土のような性質で、貫通部分の隙間を埋めるようにして使用します。

次にこちら。積水のフィブロックなどに代表されるテープ形状・シート形状の耐火材です。

パイプをくるくるっと包むようにして使用します。

あとは、ブロックタイプの耐火材なんていうのも存在します。

比較的大きな貫通部分において、ブロックを積み重ねて敷設するブロック工法が用いられます。

主要な耐火材と使い方に関しては、以上になります。

耐火材の大きな特徴としては、火によって温度が上がると、2倍3倍にも膨らんで、延焼をストップさせる性質がある、ということです。

これはパテタイプでも、シートタイプでも、ブロックタイプでも、同じです。

耐火材は、火が迫ってくると膨らむ。これを覚えておきましょう。

耐火材を取り扱っているメーカーは結構多いので、商品・使い方等また違う記事で紹介・説明していければと考えています。

おわりに

さて、今回は電気工事・配管工事における耐火材の役割と種類を、かなりかみ砕いて説明してきました。

なるべく専門用語を使わないように説明したつもりだったのですが、やはり「なんじゃそりゃ?」っていうような用語も出てきた(使わざるを得なかった)のも事実です。

具体的には、「耐火建築物」「耐火構造」「省令準耐火」「準耐火建築物」「防火区画」「貫通処理」といった言葉などが該当しますが、次回以降はこれらの用語について、この記事と同じように、出来る限りわかりやすく解説していければ、と考えています。

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