電材業界

新明電材株式会社の評判・口コミ・会社情報まとめ

新明電材㈱は、埼玉県さいたま市に本社を構え、主に関東地方を中心に事業を展開する電材屋です。

系統としてはトシン電機の埼玉支店から始まり、当時の支店長である加藤俊男氏が代表となって埼玉トシン電機㈱を設立、その後平成10年に「新明電材」と名称を変更したことで誕生した会社です。

営業所は1都10県に72カ所あり、本社所在地には巨大な物流拠点もあります。

大きな特徴としては、1日3便の物流システムがあり、ユーザーの手元にいち早く商品を届けられる仕組みが挙げられます。

 

この記事では新明電材について、給料(年収)、働きやすさ(ワークライフバランス)、福利厚生、やりがいなどを、実際に働いた経験のある方の口コミを中心に考察していくことにしましょう。

 

 

 

 

基本情報(平均年収・年間休日数・福利厚生など)

まず、公式に公開されている基本的な情報をまとめてみます。

 

社名:新明電材株式会社

本社所在地:埼玉県さいたま市北区吉野町2-258-1

資本金:9,000万円

年商:約680億円

従業員数:約870名

事業所:東京都、千葉、神奈川、埼玉、群馬、栃木、茨城、山梨、長野、福島に76営業所

年収例:30歳・主任/550万円、35歳・課長/640万円

初任給:大学新卒20万円、短大・専門新卒186,000円、高卒17万円

ボーナス:年2回、計5か月分

福利厚生:財形預金、慶弔見舞金支給制度、保養所(越後湯沢)、契約保養所(伊香保、川治、大洗ほか)、退職金制度(確定拠出年金)、各種保険制度(団体保険・入院保険等)、シングルマザーイクメンパパ制度など

年間休日数:約120日

有給休暇:10~20日

 

以上がざっくりとした基本情報になります。(すべてホームページに書いてあります。)

まず、この字面だけで判断すると、素晴らしい会社です。

売上や事業規模を見ても、電材業界でもトップクラスの商社と言えるでしょう。

賞与も昨年実績で5か月分と非常に多いですし、東芝や因幡といった大企業も顔負けの福利厚生の良さがあります。

先述したように物流拠点も立派ですし、事業所・従業員の数を考慮に入れると、満足なサービスを展開させることができる条件は整っています。

 

データだけを見ると、卸売業者として充分なパワーを秘めた会社であることは自明です。

あとは、気になるのは実際の労働環境ですよね。次の項目でチェックしていきましょう。

 

 

 

 

口コミ(良いところ・好評)

転職会議・カイシャの評判といった転職口コミサイトからいくつか引用させていただき、新明電材の長所を探ってみましょう。

 

・平日の仕事が忙しいですが、土日祝日は休みで、基本的にカレンダー通りに休むことができます。GWやお盆、年末年始等の休暇もあり、ある程度のまとまった連休を取ることができました。

 

・創業より約60年、毎年拡大を続けており、北関東(埼玉・群馬)エリアではシェア50%以上と安定性は抜群である。給与待遇面においても、一般水準よりも高いのではないかと感じている。

 

・比較的自由にやらせてもらえる社風があります。営業所によって雰囲気は変わりますが、社員同士の仲は良いほうだと思います。

 

 

この口コミを見る限り、概ね前述の会社基本情報どおりのようですね。

給与待遇・福利厚生が良いのは、会社として成長し続けている証でもあると思います。

 

休日もどうやらしっかりと取れるようですが、果たして本当なのでしょうか。

次の項目で悪評のほうもチェックしてみましょう。

 

 

 

 

口コミ(ブラック度・悪評)

・残業が多い。平社員でも朝7時に出社し、22時までは仕事をさせられる。用事がある日は所長の許可があれば早めに帰れるが、基本は遅い。最近は世間の流れを意識して残業を少なくするようになってきているので、前よりは残業が減ってきた。

 

・新明電材の悪いところをあげると、拘束時間が長く、評価基準も曖昧。上司にマネジメントスキルが無いため、仕事をできる逸材がどんどん辞めていく。そんな風潮がある気がします。

 

・定時に出勤・退勤できたことは今まで一度もありません。仕事内容としては、ほとんどが配達です。夕方会社に戻ってから、残業して事務処理です。やりがいはほとんど感じません。忙しい時期だと土曜日も当然のように出勤です。結構つらいです。ワークライフバランスを重視する人にはおすすめできません。

 

 

残業が多い拘束時間が長い、というのが不満のほとんどを占めていました。

休日や残業代に関しては、どうやら営業所(上司)によってまちまちのようです。

 

全体的に共通していることといえば、朝7時くらいに出社して、夜21時以降に退社、ということくらいでしょうか。

拘束時間が最低でも14時間はあると思っておいたほうがいいかもしれませんね。

 

残念ながら、新明電材ほどの優秀な企業でも、到底ホワイト企業と呼べる状況では無さそうです。

電材業界(というか卸売業界)、おそるべし・・・!

 

 

 

 

まとめ

残業時間や労働時間に対する給料の少なさ等、いくつか不満が見られましたが、個人的には電材屋の中では比較的安定していて悪くないような印象を受けました。

新明電材といえば、関東でもトップクラスの電材屋ですから、福利厚生や諸手当はそこそこ充実しているようですね。

もしこれを読んでいる方で、新明電材に携わる方、噂を聞いたことがある方がいらっしゃれば、コメントにてリアルな声を聞かせていただけると嬉しいです。