エアコン配管材ってどういう種類のものがあるんだろう?と思って、「エアコン 配管 種類」とか調べてみたのですが、どうにも上手い事まとめてあるサイトが無かったので、いっそのこと、このサイトでまとめてしまえ!と思い、今回の記事を書くことにしました。
種類といってもエアコンの場合は2つ3つ程度しかないので、正直言ってわざわざまとめる必要もないのですが、念のために。
あとは、配管材をどのようなメーカーが取り扱っているか、というのもざっくり挙げていこうと思います。
エアコン配管部材の種類
まず、エアコンの配管材料は、大きく分けると以下の3種類となります。
・冷媒管(ペアコイル)
・ドレン管(ドレンホース)
・配管化粧カバー(モール・線ぴ)
一つ一つ、見ていくことにしましょう。
冷媒管(ペアコイル)
冷媒管は、エアコンの室内機と室外機を接続する管です。
この管を通って、熱が取り込まれたり排出されたりします。
構造としては、大小の銅管が二本一組になっていて、それぞれが断熱材の被覆で覆われています。
冷媒(エアコンの場合はフロン)を媒体として、熱の移動をする(ヒートポンプの原理)のがエアコンです。
したがって、この冷媒管が無いとエアコンはエアコンとしての機能することが出来なくなってしまいます。
配管材料としては最も重要な部品と言えるでしょう。
※冷媒管についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
ドレン管(ドレンホース)
ドレン管は、エアコンの冷房機能によって発生した水を外に排出するための管です。
使わなくなった水を下水道まで導く管を排水管と言いますが、このドレン管もその役割の一旦を担う管ですね。
エアコンで部屋を冷やすときに、結露するような形で水が発生しますから、その水はドレン管を通じて排水します。
仮にこのドレン管が無ければ、エアコンから水漏れが起きまくりです。室内機の下に水たまりが出来てしまうでしょう。そういった意味では、冷媒管の次に重要な部材と言えますね。
ちなみにドレン管とは銘打っていますが、多くの場合、管ではなく可とう性のあるホース形状のものが使われています。
※ドレン管についてもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてみてください。
配管化粧カバー
最後に、一般の方がもっともよく目にする機会があるのがこの配管の化粧カバーです。
冷媒管やドレン管を露出したままの状態では、正直見栄えが悪いですし、管の劣化にも繋がりかねません。
そこで、見た目の良さや管の保護を目的として、この化粧カバーが用いられます。
金属製やジャバラタイプのものなど、種類としてはいくつか存在しますが、圧倒的に多いのが因幡のスリムダクトに代表される合成樹脂製の線ぴ(モール)ですね。
付属品も、エルボやエンドといった部材が使われることが多いです。
配管材のメーカー
さきほどの項目で紹介した冷媒管・ドレン管・化粧カバーといった配管材を取り扱っているメーカーは物凄くたくさんありますが、実際に市場で頻繁に出回っている=住宅やオフィスでよく目にする配管材メーカーというのは、ごく一部にしか過ぎません。
というわけで、それぞれの代表的なメーカーをざっくりと紹介させていただきますね。
☆冷媒管
・オーケー器材
・因幡電工
☆ドレン管(ドレンホース)
・積水化学工業
・カクダイ
・因幡電機産業
☆配管カバー(商品名)
・因幡電工(スリムダクト)
・オーケー器材(スカイダクト)
・パナソニック(スッキリダクト)
この羅列を見ていただければ大体わかると思いますが、ほとんどが電気水道空調部材のトップメーカーとして君臨している企業ばかりですね。
イナバにセキスイ、パナソニック等々…。
オーケー器材も、どうやらダイキンのグループ会社(傘下?)のようですし。
この他にも配管材を取り扱っているメーカーはたくさんありますが、代表的なもの・よく見るメーカーとしてはこれくらいではないでしょうか。
おわりに
今回は、エアコンの配管材について簡単にまとめてみました。
どちらかというと自分で整理するための内容でしたので、かなり乱雑でわかりづらかったかもしれません。
何か指摘する点などございましたら、コメントにてお願いいたします。