配管における継手の種類とメーカーまとめ

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配管継手とは、管と管を接続する際に用いる部材のことで、流体継手とも呼ばれます。

当サイトでは、これまで上水道管下水道管給水管・給湯管、そして排水管についての説明をしてきましたが、どの管を使う場面でも、この継手の存在を無視することはできません。

しかしながら、一口に継手といってもたとえば金属管用、塩ビ管用、合成樹脂管用の継手がありますし、ねじタイプや接着タイプ、ワンタッチタイプ(差込型)などその種類は多岐に渡っています。

どのタイプの継手をどの用途で使うのか、初心者の工事屋さんや管材屋さんだとこんがらがってしまうこともありますよね。

そこで今回は、配管用継手の種類とメーカーを、画像を用いて簡単にまとめてみようと思います。

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配管継手の種類(基本)

まず配管継手は基本的にソケット・エルボ・チーズの3種類からなります。

一つ一つ、用途を説明していきます。

ソケット

ソケットは、同じ径の直管どうしを、まっすぐ接続する継手です。

水道管は基本的に1本4mのものや2mといったふうに、一定の長さで販売されています。

短くしたいときには、管を切断すれば済むのですが、もっと長く使いたい(6mなど)場合には、このソケットを使って管同士を接続することになります。

電気工事で使う電線管ではソケットではなくカップリングという名前になりますが、使用目的は同じです。

エルボ

エルボは、接続する際に管の向きを90℃変えたいときに使う継手です。

形からもなんとなく用途は推測できると思いますが、たとえば床・天井の隅っこなど、直角になっている場所や直角に使いたい場面でこのエルボが活躍します。

電気工事で使う電線管では、ベンド(ノーマルベンド)というものが該当しますね。

チーズ

チーズは、直管の接続部分からさらに直角に分岐させたいときに使用する継手です。

管同士の接続だけでなく、分岐させることも目的であるのが特徴です。

ソケットとエルボを組み合わせたような継手といえばわかりやすいでしょうか。

「チーズ」という名前の由来についてですが、もともとはT字であることからT’s→チーズに訛ったという説がありますが、定かではありません。

金属管用の継手とメーカー

一口に金属管といっても、ダクタイル鋳鉄管、塩ビライニング鋼管、ポリエチレン粉体ライニング鋼管、ステンレス鋼管、銅管など、様々な金属管が存在します。

ちなみに金属管継手の場合は、ねじ込み式が一般的となっています。

では、一つ一つの継手を画像で見ていくことにしましょう。

ダクタイル鋳鉄管の継手

代表的なメーカー…㈱クボタなど

塩ビライニング鋼管・ポリエチレン粉体ライニング鋼管の継手

代表的なメーカー…JFE継手㈱など

ステンレス鋼管の継手

代表的なメーカー…㈱リケンなど

銅管継手

代表的なメーカー…因幡電機産業㈱

塩ビ管用の継手とメーカー

塩ビ管とその継手についてはこちらの記事にて解説しましたが、あらためて解説させていただきます。

塩ビ管といっても、VP管やVU管、HT管など色々な管があります。

当然、継手も塩ビ管に合わせていくつかの種類が存在します。

塩ビ継手は大きく分けると3種類。

TS継手・DV継手・HT継手の3種類が存在します。

TS継手は、圧力用、すなわち給水の塩ビ管用の継手です。塩ビ管でいうと肉厚のVP管が該当しますね。給水管についてはこちらの記事を参照してください。

DV継手は、無圧力、すなわち排水の塩ビ管用の継手です。塩ビ管でいうと肉薄のVU管が該当します。排水管についてはこちらの記事を参照してください。

HT継手は、高熱・高温の管=HT管用の継手ですね。色もHT管に合わせて赤っぽい色となっています。これはHTという名前で共通しているのでわかりやすいと思います。

塩ビ管継手のメーカーはたくさんありますが、代表的なのはやはり積水化学工業ですね。

ポリエチレン管の継手とメーカー

耐震性・耐久性・耐薬品性に優れ、熱にも強い柔軟性があるポリエチレン管。

青ポリと黒ポリというものがありますが、色と性能が違うだけなので、ここでは省略して継手について説明します。

ポリエチレン管継手の特徴として押さえておくべきポイントは、金属管のようなネジ式ではんく、塩ビ管のような接着式でもなく、融着式であるという点です。

他の継手と違い、管と継手が一体化するため、漏水の心配がないのです。

ポリエチレン管とその継手を取り扱うメーカーとして一番有名なのはクボタケミックスです。

合成樹脂管用の継手とメーカー

最後に水道用の合成樹脂管継手をいくつか紹介していきます。

給水管・給湯管としての合成樹脂管には、架橋ポリエチレン管ポリブデン管の2つがあります。

継手の種類としては通常と同じくエルボ・チーズ・ソケットなどがあります。

合成樹脂管の継手なんだから、素材も合成樹脂製なのでは?と思う方もいるかもしれませんが、そんなことはありません。

合成樹脂管には金属製の継手樹脂製の継手が使われます。

どのようなメーカーが取り扱っているか、というのは、やはり架橋ポリには架橋ポリの取り扱いメーカーポリブデンにはポリブデンの取り扱いメーカーが扱っています。

で、同じ合成樹脂管でも架橋ポリエチレン管には架橋ポリエチレン管用の継手が存在し、ポリブデンパイプにはポリブデン管用の継手が存在します。

規格としては両者ともに似通っていますから、お互いの継手を使うことは不可能ではないのですが、水漏れなどのリスクを考えると適切ではありませんので、しっかりと専用の継手を使うようにしましょう。

おわりに

今回は水道用の配管継手(流体継手)について種類ごとに分けて解説しました。

画像などを用いて出来る限り可視化したつもりですが、それでも説明不十分な点があると思います。

不明な点や間違っている点などございましたら、コメントにて指摘していただけると助かります。

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