リングスリーブとは何か。その用途と圧着工具の使い方・コツを解説!

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リングスリーブとは、電線同士を接続する際に使う鉛製・筒状の接続用部材のことです。

被覆を剥いだ芯線複数本を差し込んだリング部を圧着して、電線を相互接続します。

差し込まれる電線の直径と本数に対応して大・中・小のサイズがあります。

圧着作業後に絶縁テープを巻いて絶縁します。

リングスリーブ用の絶縁キャップというものもあります。

…以上がリングスリーブの概要となりますが、電気工事初心者の方にとっては、ここまで読んでも「・・・?」という方が多いかもしれません。

以前、はんだ付けに関する記事を書きましたが、実は現在の電気工事においてはんだ付けで電線を接続している工事業者は非常に少なく、ほとんどがこのリングスリーブと圧着工具を用いた接続方法を採用しているといっても良いでしょう。

したがって電気工事士になる人、目指す人にとってこのリングスリーブと圧着工具の用途・使い方をマスターすることは必須となりますので、しっかりと覚えるようにしてくださいね。

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電線接続の基本条件

まず、電線接続の大切さについて説明してみようと思います。

電線の接続は実はものすごく重要です。

というのも、電線の接続が適切に行われないと、強度不足による断線が生じるだけでなく、電線相互の接触抵抗の増加によって接続部分が過熱し、火災を招く危険性があるからです。

我々の日常生活において、何の心配もなく電気を使うことができるのは、電気工事屋さんが基本に則ってしっかりと電線の接続をしてくれているからに他ならないのです。

そのため、電線接続の際には適正な接続材料と工具を使用して、確実な接続を行う必要があります。

電技解釈第12条では、電線接続の基本条件とされる接続方法をいくつか定めています。そこで書かれている重要な4点を以下に箇条書きします。

 ①電線の電気抵抗を増加させないように接続すること。

 ②電線の引張強さを20%以上減少させないこと

 ③接続部分には接続管その他の器具を使用するか、またはろう付け(はんだ付け)すること

 ④接続部分は電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力のあるもので十分に被覆すること

以上の4点が、電線接続の基本条件…というよりは、鉄則と言ったほうが良いかもしれませんね。

詳しくは、第二種電気工事士の参考書などを読んでみると、一つ一つの項目に関する詳しい説明が書かれていますので参考にしてみてください。

圧着・圧着工具・圧着端子とは?

さて、次に圧着について説明していきしょう。

圧着とは、電線と接続用材料に物理的な圧力を加えることによって電線相互をくっつけることを言います。

で、圧着のために使う工具を圧着ペンチと言います。そのまんまですね。

リングスリーブ用の圧着ペンチが黄色

圧着端子用の圧着ペンチが赤色とされています。

太い電線には、油圧式圧着ペンチ(手動油圧式圧着機)を使用します。

ちなみに圧着端子とは、機器の端子に電線を接続するために使う部材ですので、リングスリーブとは別物です。

リングスリーブは電線同士の接続圧着端子は電線と機器の接続となっていますので、両者の違いを混合しないように注意しましょう。

圧着スリーブとは?

圧着スリーブとは、電線接続を行う部材の一種です。

ここで「え?それってリングスリーブのことじゃないの?」という疑問もあるでしょう。

実はリングスリーブとは、圧着スリーブの中の一つにしか過ぎないのです。

さきほど電線接続の基本条件③に「接続部分には接続管その他の器具を使用する」と書かれていましたが、「圧着スリーブ」と「差込形コネクタ」がその器具に該当します。

差込形コネクタは導線を差し込むだけで接続できる接続材料のことで、圧着とは無関係なので今回は省略させていただきます。

で、圧着スリーブについてですが、圧着スリーブには3種類ありまして、直接接続に用いるB形(突き合わせ用)P形(重ね合わせ用)、そして終端接続に用いるE形(リングスリーブ)の3つとなっています。

今回の記事では「リングスリーブとは何か」ということについて説明しましたが、実はリングスリーブは圧着スリーブの一種であり、圧着スリーブとは電線相互接続用部材の一種なのです。非常にややこしいですね。(笑)

リングスリーブと圧着工具の使い方

次に、圧着スリーブの代表格リングスリーブそして圧着工具を用いた接続について説明します。

…と思ったのですが、こういうのは文章で説明するよりも実際に見てもらうのが一番わかりやすいです。百聞は一見に如かずですね。

というわけでございまして、Youtubeで圧着接続をわかりやすく解説した動画を見つけてきたので、参考にしてみてください。

リングスリーブと圧着マークについて

さきほども書きましたが、リングスリーブには大・中・小の3種類のサイズに分けられています。

これは、接続する電線の太さと本数によって、どのサイズを使用するのか、ということがあらかじめ決まっているからです。

使い分けについては、次の表を参考にしてみてください。

電気工事士の試験でもこの表に書かれていることは頻繁に出題されますので、試験を受ける人は必ず覚えるようにしましょう。

リングスリーブを圧着ペンチなどで圧着すると、サイズを表す大・中・小の刻印がリングスリーブの表面に刻まれます。この刻印を、圧着マークといいます。

ちなみに、直径1.6mmの電線2本を接続する場合に限り、圧着マークが「〇」と刻まれるので注意が必要です。

おわりに

今回は電線の相互接続の際によく使われる「リングスリーブ」を中心に、電線の圧着接続について説明してみました。

文字数の都合上、一つ一つを掘り下げることもできず、なんともわかりづらく中途半端な内容になってしまったことをお詫びします。

いろいろとグダグダ書き綴りましたが、最低限「リングスリーブ」という部材に関しては、理解を深めていただけたらな~という思いです。

拙い文章でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。


ELPA リングスリーブ E-小 PH-47NH

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